for wind orchestra(2016)
2Fl./Pic./Ob./EbCl./3BbCl./BasCl./Fg./2Alt-Sax./Ten-Sax./Bar-Sax./4Hrn./3Trp./3Trb./Euph./Tuba/Hrp./Timp./4Perc.
duration : ca. 8 min.
commission : Kunitachi College of Music Wind Symphony
dedication : Yuri Nitta & Kunitachi Wind Symphony
first performance : 26th November 2016, at Kunitachi College of Music Symphony hall
by Kunitachi Wind Symphony, Yuri Nitta(cond.)
other performance : 11th March 2018, at Bunkyo Civic Center Concert hall
by Kanagawa University Symphonic Band, Toshiro Ozawa(cond.)
notice(japonais) :
レスポンソリウム・ハルモニクス
吹奏楽のことをフランス語でOrchestre d’harmonieと言いますが、管楽器のアンサンブルによる調和した響き=ハーモニーの美しさは、吹奏楽の持つ大きな魅力のひとつだと思います。この作品ではその「響き」に焦点を当て、メロディやリズムの成分は控え目に、音色やハーモニーの変化そのものが主役となるような音楽を企図しました。
タイトルのレスポンソリウムという語は、カトリックの典礼で歌われる「応唱」の形式に由来しています。ひとつのハーモニーが徐々に全体へと広がっていく様子、あるいはいくつかの響きが呼び交わされ、重なり合いながら楽器のあいだを移ろうさまを感じていただけたら幸いです(初演プログラムノートより)。